映画を観て、世界の状況や社会問題に気付く事はとても多くあります。
今株式の世界では、アフリカが注目されています。
中国、インドなどのその後に、間違いなく栄える巨大な大陸なのです。
エジプトのカイロや、南アフリカのケープタウンの市街地が栄えている事はわかっても、
ナイジェリアのラゴス、ケニアのナイロビ、アンゴラのルアンダの風景を想像してください。
草原とほったて小屋が続く街並みを想像した方。知識が30年前のままですよ^^
現在のアフリカの市街地は、東京よりも人口が多く、街並みも綺麗で、物価も高い場所が、
数多くあります。それだけアフリカは、栄えているのです。画像検索でびっくりします。
そんなアフリカの中で、開発から取り残された国「シエラレオネ」のダイヤモンド取引の、
実態をショッキングに映す映画です。
主演は、レオナルド・ディカプリオ。
反政府ゲリラRUFが暴れる日常があるシエラレオネで、ダイヤの密売にかかわる彼は、
RUFにより家族を引き裂かれた男(ジャイモンフンスー)が見つけ隠した大ダイヤを、
人生最後の取引として、混乱の多い紛争地域へ取りに向かう。
ただこの映画は、ディカプリオが危険を乗り越える、
アクション映画的な部分は、サブ的要素であり、
映画の本当の見どころは家族を引き裂かれた男の、父として夫としての、
苦難に満ちた生き様を描いた部分であり、そこに感動がある。
シエラレオネのダイヤモンドは、「紛争ダイヤモンド」と呼ばれ、
紛争当事者の資金源となる為、取引が禁じられた違法な産出品である。
反政府RUFには、少年兵も多く存在し、悲惨な現状がある中で、
ダイヤモンドの利益に群がる人間たちが、関わり、更に混迷を深めていく。
ダイヤモンドの評価は、4Cで表される。
Carat(重さ)、Clarity(透明度)、Color(色)、Cut(研磨)で値段が決まるそうである。
でも5つ目のC(Conflict:紛争) が、あるのだと。中々深い話である。
こんな社会性のある話題も、映画を通して友人と語り合えれば素晴らしいなと思います。
話変わりますが、
私の近くに、指輪や花束をプレゼントしても全然喜んでもらえず、
「金が欲しい」と言われる淑女がいますが、これは、喜んで良いのでしょうか・・・。
コメント